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《6月定例会報告》おきはる一般質問

1)倉吉保育専門学院の課題解決
  ~倉吉河北中への移転と他施設の集積による機能連携を


 倉吉市南昭和町にある県立保育専門学院は、昭和31年の創立以降、約2400名の卒業生を送り出し、その多くが県内の保育園、幼稚園、児童福祉施設などに就職し、児童福祉の人材育成に大きな役割を果たしています。1学年定員50名の2年制。ここ2年間の入学試験は、定員の倍近い受験者があり、最近の卒業生の就職・進学率はほぼ100%と、堅実な実績を上げています。
 しかし倉吉総合看護専門学校と同じ建物に同居しているため、手狭で、あわせて県内での看護師不足解消のため、看護専門学校の定員増・拡充の必要もあり、保育専門学院は他の場所へ移転することも考えられています。また、かつては行政改革による廃止対象施設になっていたこともあります。

 保育専門学院の今後の在り方が明確でないため、学習環境が改善されないのが実態です。生徒数に対して教室が狭く、教室の中には身動きできないくらいに授業机が置かれています。保育演習室や学生の休憩場所もありません。中部療育園や看護学校の実習棟が運動場に増築され、残りも駐車場に転用し、運動場がなくなりました。学生寮には冷房もありません。
施設の老朽化、狭隘化に加え、専任の教科担当教員が4名と基準(6名)を満たしておらず、授業は外部講師への依存が高くなっています。

 国の幼保一体化の流れや県内でも認定こども園が増えている現状からすれば、保育士と幼稚園教諭の両方の資格を取得することは必須です。保育専門学院では佛教大学との提携で、通信教育による幼稚園教諭免許取得という手法をとっていますが、佛教大学が二重学籍を認めていないため、学校教育法上の各種学校(自動車学校などと同様)という形態をとらざるを得ず、県の育英奨学金などの奨学金制度は各種学校を対象としていないため、保専の学生は奨学金を借りることができません。 このように保育専門学院は様々な課題を抱えています。

 一方、今日の保育士や幼稚園教諭に求められている役割は、幼児の発達を助長するのみならず、児童虐待の未然防止や障害児への対応、親へのサポート、地域の子育て支援など高度化しています。質の高い専門性を持った人材の育成が、今まで以上に求められます。
 また、現在厚生労働省で検討されている、幼保一体化をはじめとした制度改革に対応するため現職保育士の資質の向上、そのための研修プログラムの充実、実施も課題です。保育士等を支えるスーパーバイザーを育成するのも県の重要な役割です。

 私は、県がこれらの課題にこたえるために保育専門学院をその拠点として位置づけ、専任教員の充実、施設や機能の拡充を図ってはどうかと思います。
あわせて平成25年4月に倉吉市から県に移管される河北中学校は、倉吉児童相談所の移転先として候補に上がっていますが、その移転、児童の一時保護所の拡充にあわせて、「保育専門学院」、皆成学園の中にある「自閉症・発達障害支援センター(エール)」、中部総合事務所にある「心と女性の相談室」も合わせて移転し、人材育成、研修、相談、支援などの機能連携を図ってはどうかとの提案を行いました。
また保育専門学院の学生を、県育英奨学金の対象に加えることを求めました。


 (平井知事答弁)
 今の保育専門学院はこのままで放置していいものではない。いずれ改修なり組織の見直しをする必要がある。一つのやり方としては、現在地から他所への移転で、河北中学校は候補地の一つ。議員が言うように、子育てサービスの拠点として組織を整えるというのは重要な選択肢だ。
 もう一つは、学校法人と連携するような形で、保育専門学院を実質上継承、強化していくという考え方もある。
 議員の指摘も踏まえて、国の子育て制度の変更に合わせた、研修施設としての位置づけもしたい。河北中学校は、平成25年4月に移転するので、今年度から来年度ぐらいにかけて、いろんな方々の意見を聞きながら検討し、合わせて他の施設の連携も考える。「倉吉児童相談所」は一時保護所が老朽化して窮屈な状況で、子どもたちが体を動かす場所も必要。「エール」も検討対象に入る。「心と女性の相談室」も相談に来られる方や心理士などの人的配置の面で、児童相談所と重なる部分がある。子育て王国の拠点としてどういう組織が望ましいかじっくり議論したい。


(教育長答弁)
 県育英奨学金の大学分については、大学および修業年限2年以上の専修学校の専門課程に在学する学生を対象としており、各種学校である保育専門学院の学生は対象になっていない。国の日本学生支援機構の奨学金も同様。そこで教育ローンを借りた場合の、利子の一部助成を実施している。
 保育専門学院の学生を県育英奨学金の対象とすることについて、経済的理由によって就学困難な学生がいるという実態もあるので、奨学金やその他の支援方法について関係先と話し合いたい。

 その後、11月に倉吉保育専門学院の在り方に関する検討委員会が設けられ、検討が進められています。またそれを見ながら、県育英奨学金の貸与についても検討されています。学生寮については、来年度エアコン設置の予算が要求されました

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