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【県民に支えられる協働の美術館・美術館活動を】

①美は万民のもの、親しまれる美術館を

<質 問>  
 金沢 21 世紀美術館初代館長の著書には、「アメリカでは先生が子供たちを美術館に連れて行き説明したり、スケッチをさせている姿をよく見かける。また、美術だけでなく様々な授業にも美術館を利用している。日本では、子どもが美術館に来れば騒ぐし来ないほうがいいと敬遠することがある。こういう姿勢が醸成されるのは、美術は知識、教養があってはじめてわかる高級な趣味だから、そういう人たちだけが来ればよいという権威主義の伝統が受け継がれているからだ。美を感じる感性には知識も教養も関係ない。江戸時代の庶民は、今では高級品とされる浮世絵を普通に楽しんでいた。美は万民のものだ」とある。
 美術館建設に対して財政面などから否定的な意見があるが、美術館の経済効果ばかりに目がいくのは、日本の美術館に権威主義の伝統があって、美は万民のものであり自由に自分の感性で感じ親しめればよいということが、広く認識されていないからとも言える。
 全国美術館会議の「美術館の原則」では、美術館の社会的役割は収益性にあるのではない。収益性の優先を退けて、使命達成に必要な財源、人材の確保が重要と認識する必要があるとうたわれている。
 財政収支も重要ではあるが、それ以上に美術館建設に向けた動きを通して、県民がもっと美術館や芸術作品に気軽に親しめるという意識を醸成したり、そのための社会環境を整えていくこと。美術館運営のあり方を、より県民の身近なものに変えていき、県民に支えられる美術館を実現していくことが必要だ。

<知事答弁> 
 美術館の運営に当たって、地域とかかわりを持つということは大切なコンセプトだ。例えば、倉吉博物館の美術展にあわせて、町なかレトロミュージアムという形で、地域として展覧会に協賛していくことなど、すばらしいあり方と思う。
 それから、教育、子どもの成長の点で、美術館のあり方をあまりに権威主義的にしてしまうのでは意味がない。海外の美術館では、座り込んで写生をしたり、写真を撮ることもできる。術だけでなく他の教科へのかかわりにも言及されたが、一つの検討すべきコンセプトだ。そうやって初めて、大きなお金を使って作った美術館の価値が出てくる
 言われるようにコストパフォーマンスだけでは価値は図れない。願わくば、コストに見合った経済効果があればいいが、経済効果以外の効果もあることは、念頭において議論すべきだ。図書館同様、美術館も必ずしも収入だけで賄えなくていい。
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