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□■□ 知事要望 □■□

〈要望項目①〉
 まちなかでも高齢化が進み、溝さらい、雪かき、祭りのみこしの担ぎ手などの人の確保ができないところがある。その対策事業として、農山村ボランティアのような仕組みを取り入れること。
(県の対応方針) まちなか生活実態調査をもとに、高齢化によるコミュニティの担い手不足、地域活動の低下等の課題を4市と共有している。既存のボランティア募集制度の活用も含めて検討する。

〈要望項目②〉 
 不登校児童生徒を対象に、ICT機器を活用した遠隔授業を実施すること。
(県の対応方針)
 病気療養児に対する、分身ロボットを使った遠隔授業を試行しているが、効果が上がっている。不登校児童生徒を対象にしたICT機器を使った遠隔授業について、先進的な取り組みを研究する。

 
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〈〈〈 台風24号被害の調査、早期復旧へ 〉〉〉

 9月30日、鳥取県を襲った台風24号の大雨で多くの被害が出ました。土砂崩れ、農業被害、床下浸水、道路損壊などの被災箇所を、地元の方と見て回りました。地元の皆様は土砂撤去や流入物の除去に汗を流し、県も市町も素早い対応で、調査、応急処置、国への災害申請など、早期の復旧に取り組みました。
 一部、農地と河川が一体的に崩落している箇所について、国に河川災害の申請をするのかしないのか、あるいは山の斜面が崩落しその土砂が県道とその下の水田に堆積した箇所について、水田の復旧事業を県道災害でやるのか、農地災害でやるのか、県と倉吉市で認識が違っていた箇所がありました。私の方から協議を要請し、いずれも合意形成ができて、国に災害申請してもらうことになりました。
 農業災害については国の激甚災害に指定されました。国庫補助率がかさ上げされるので、地元負担が軽減されます。

〈〈〈 県立高校へエアコン設置進める 〉〉〉

<質 問>  
 命にかかわる危険な暑さが、今後常態化していくことが懸念される。県立高校では、普通教室でエアコンが100%整備されたが、特別教室は、半分にとどまっている。暑くて授業にならないとの声も聞いた。資格・検定試験のため夏休みの補習を行う実習室、食中毒防止の観点から家庭科室、調理室など、必要性の高い教室から、エアコン設置を急ぐべきだ

<教育長答弁> 
 特別教室の使用頻度や優先度など勘案しながら、年次計画的に整備を進めてきている。猛暑などを勘案すると、学校の環境整備の中でもエアコン設置は優先度が非常に高くなってきている。更新も含めてエアコン整備を進めて参りたい
〈〈〈 中部における建設技能者の人材不足対策が必要 〉〉〉

①中部の高校に建設系学科の設置 ニーズ探る
<質 問> 
 中部地区建設業界の技能職の人材不足が深刻になっている。人材がいないため工事開始が遅れたり、建設業界の先行きを不安視する声も聞いた。
 東部、西部地区の高校には、鳥取工業高校に建設工学科(定員38名)、米子工業高校に建設科(定員38名)があるが、中部地区には建設系の学科のある高校がない
 両校の建設系学科の卒業生の内、中部地区の企業に就職した者は、過去3年間でそれぞれ1名ずつしかいない。建設業界からは、実技指導など協力するので、中部の専門高校に建設系学科を復活してほしいという声があるが、検討すべきだ。

<教育長答弁> 
 以前、倉吉工業高校に建設系の学科があったが、平成15年に廃止し、同時に倉吉農業高校に環境土木科を作った。その後平成23年に倉吉農高の学科改編で1学級減する際に、環境土木科を廃止した。今は人材不足かもしれないが、この先もさらに人材不足が続くのか勘案する必要がある。中部の建設業界の意見を聞きながら、ニーズを探っていく。 




②現場主義で人材育成の仕組み作り
<質 問> 
 建設業界においては、型枠大工、鉄筋工などの技能職の人材が不足し、平成29年度の求人倍率は、10.7と極めて高い。県内の毎年の技能検定受験状況を見ると、型枠施工、鉄筋施工は合格者がそれぞれ数名程度で、有資格人材の供給が不足している。
 県内の建設業界では、建設労働者が資格を取得するために、兵庫県や静岡県にある建設技能の研修センターで受講をしている。技能職の資格取得や技能の向上を図るために、この受講に対する助成支援を検討してはどうか
 また、県の産業人材育成センターで、型枠大工、鉄筋工などの技能職の人材を育成してはどうか。

<知事答弁> 
 県外の研修センターへ県内からも多数研修に行っているが、国の助成制度があるためだろう。
 産業人材育成センターでは、技能士会と連携し、オーダーメード型で職種に応じた現場研修を取り入れた。また、業界と一緒にOJTによる育成もしており、試用期間を県が支援して現場で修行してもらい、就労に結び付けている。現場の皆様と意見交換し、今日の議論を活かしていきたい。
④小川家住宅 国の重要文化財指定目指したい

<追及質問> 
 国指定重要文化財について、被災した場合の国の修復補助制度は、通常の補助率に20%のかさ上げがあり、最大で85%の補助率となる。さらに県と市町の補助があり、所有者負担は3.75%まで圧縮される。小川家の建物・庭園を国指定の重要文化財に持っていければ、国の支援を受けて修復ができる。国の指定を受けるには、どのような見通しのもと、どのような取り組みが必要か。

<教育長答弁>  
 小川家住宅は、近代の商家建築という点に文化財的価値がある。 国によると、近代よりも江戸時代のものを重要文化財として指定を進めているとのことで、少し時間が必要か。県内には近代の優れた文化財があるということを国に申し上げ、小川家住宅もご案内しながら、戦略を練り取り組んでいる。り高いレベルの文化財指定を目指したい

3 被災文化財の復旧、修復支援を研究

<質 問> 
 中部地震で被災したこともあり、小川家の建物や庭園の修復には多額の費用が掛かるため、資金の捻出に苦慮されている
 文化遺産の復旧事業として、県指定文化財の場合、補助率が県50%、市町25%で、所有者負担は25%となっているが、観光拠点として保存活用計画を前に進めるために、地震で大きく被災したという事情を考慮し、県の補助率をかさ上げしてはどうか。かさ上げがあれば、ほかにも倉吉市内で被災した県指定文化財の、長谷寺本堂・仁王門や高田家住宅・醸造施設、桑田家住宅・醤油醸造施設なども復旧、修復、保存を進めやすくなる。

<教育長答弁> 
 国の指定文化財については、災害の場合にかさ上げの措置があるが、県指定文化財については、現段階では補助率の加算は行わない。災害の場合の修復については、所有者の考えや実情、市町村の考えなど伺いながら、国の制度も参考にして、どんな支援が可能か研究したい。
②倉吉・小川家の保存活用
 倉吉市が道筋つくれば県も応分の協力する


<質 問>  
 倉吉市の小川家住宅及び庭園は、県の指定保護文化財になっている。小川家は旧市街地の伝統的建造物群や倉吉淀屋牧田家、洋画家前田寛治を支援した桑田家、江戸時代から大正期にかけて全国に行商に出て、各地から文化芸術を持ち帰った千歯扱き職人の活躍などをつなげて、ストーリー性のあるルート設定、まちづくりができる文化財だ。
 私も見学したが、主屋は鳥取県の画家森田光達などの板絵、芸術作品のような欄間、建具、多彩な銘木、洋館の意匠など室内装飾が素晴らしい。鉢谷川沿いに並ぶ仕込蔵のレンガ壁と漆喰壁は、重要な景観になっている。中庭には倉吉淀屋牧田杜陵の句碑があり、庭園「環翠園」は個人の近代庭園として山陰屈指のもので、茶亭「南山荘」には日本画家菅楯彦が滞在していた。
 ご当主は県や市の協力を得て、一昨年保存活用計画を策定し、倉吉市は小川家を中心市街地活性化事業の中核施設に位置付けて整備する計画になっている。しかしその後、ご当主は他界され、中部地震で建物、庭園とも被災してしまった。これまで県や国の補助事業を活用して、被災した屋根瓦や庭園及び茶室の修理が行われているが、小川家本体の母屋や蔵の修復のめどが立っていない。これを前に進め、全体の保存活用につなげていきたい川家の文化財としての価値、活用の可能性と被災後の現状について知事、教育長の所見を伺う。知事には、ぜひ小川家を見ていただきたい

<知事答弁> 
 小川家の建物や庭園は、交流の拠点であり、歴史・文化振興の場でもあった。母屋や蔵、庭園、南山荘など、非常に価値がある。重要なのは、地元倉吉の皆さんが地域の拠点にしようと小川家の方と話し合い、レールが敷かれようとしていることだ。
 地震後、体制を整えるのに時間がかかっていると思うが、倉吉市の中心市街地活性化計画に位置付けられていたので、一番大切なのは、もう一度体制を作り直すことだ。倉吉市が小川家と一緒にどのような分担や協力をするのか、震災後の道筋を作り、県は応分の協力をするという役割分担だと思う。
 小川家については、今後拝見させていただきたい
 
<教育長答弁> 
 小川家住宅は、近代の商家建築の特徴をよく表し、住宅・庭園が一体としての価値があり、観光面での活用も期待できる。地震被害の大半は、応急措置を含め復旧をしているが、まだ修理しなければならないところは多い。庭は修復整備を行っており、平成33年度のー般公開を目指している。小川家住宅のような文化財の活用については、県としてもしっかり取り組みたい。