②勤務実態を把握し、具体策に取り組むべき

<追及質問> 
 医師による面接指導、長時間労働の是正措置、勤務時間管理は、法令に基づきやっておかなければならないことだ。教育長は長時間勤務の縮減に市町村教委と一体となって取り組んでいくとのことだが、そのためにも実態がどうか県教委として把握すべきだ
 労働安全衛生法で労働者50人以上の職場では、働く人の健康を守るため労使による衛生委員会を設置しなければならない。鳥取県人事委員会では、任命権者である県教委に対し、50人未満の学校でも衛生委員会を設置することが必要だと勧告している。市町村教委に設置を強く求めていただきたい。
 勤務時間の記録を残すため、県立学校ではICカードが導入されている。小・中学校でもICカードの導入を呼びかけてはどうか。
 中学校の時間外勤務の原因のトップは部活動だ。文科省も部活動に休養日を設けるよう通知を出し、学校教育法施行規則を改正して、部活動の指導や引率ができる部活動指導員を4月から配置できるようにした。教員の負担を軽減するため、部活動の見直しについてどのように取り組んでいくのか。

<教育長答弁>
 勤務実態等の把握については、市町村教委に協力を求め把握に努め、長時間勤務改善のための施策を進める材料としたい。
 衛生委員会については、市町村教育長の集まりで設置を促すよう話しているが、50人未満の学校では設置が進んでいない。市町村教委に強く対応を求めたい
 県立学校ではICカードを導入して勤務時間を把握し、勤務時間縮減に向けた対策の検討も進んでいる。
 市町村教委と作っている検討会の中に、新たに部活動の改善部会を設けた。部活動における負担軽減を集中的に議論し、具体策を検討し取り組んでいく。


③総合教育会議で数値目標、具体策を掲げて

<追及質問> 
 長時間勤務が改善されれば、教員の体と心にゆとりが生まれ、子どもとしっかり関わることができる。子どもたちの成長と学びを保障し、学校をより良くしていくことにつながる。総合教育会議で議論し、で勤務時間についての数値目標を設定し、ICカード導入などの具体策を掲げて全県的に取り組むべきだ。

<知事答弁> 
今日の議論もしっかり取り込んで、総合教育会議の中で教育委員会側と話し合っていきたい。
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~子供たちの成長や学びを保障し、学校をより良くするために~
 小・中学校教職員の長時間勤務の改善を
 国が働き方改革を進める中、6月県議会では、社会問題化している小・中学校教職員の長時間勤務に関して、県教育委員会の取り組みについて質問しました。県教委として十分な実態把握ができていない点を追及し、具体的な改善策を提案しました。

① 深刻な長時間勤務、勤務時間管理の実態は
<質 問> 
 県内小・中学校教職員の長時間勤務について、調査結果によれば、過労死ラインとされる月100時間を超える時間外・休日勤務は143人、2か月以上続くと過労死ラインとされる月80時間~100時間は301人という実態だった。知事、教育長の所感を伺う。
 労働安全衛生法によれば、月100時間を超えた者については、健康障害防止のため本人の申し出を受けて、医師による面接指導を市町村教育委員会は行わなければならない。該当者の中で面接指導を受けた教職員は、何人いたのか。また医師の意見を受けて、労働時間短縮の是正措置を取らなければならないが、どのような措置が取られたか県教委は把握しているか。
 市町村教育委や学校において、教員の勤務時間が正確に把握されていないという声がある。また労働基準法では勤務時間の記録を3年間保存する義務があるが、適正に保存されているのか。勤務時間管理の実態について、県教委はどのように把握しているか。

<知事答弁> 
 超過勤務が多いなというのが正直な感想だ。県庁では超過勤務縮減に取り組み、月80時間以上は1%に満たない。決してできないことではない。
 小・中学校のことは市町村で考えていただかなければならないが、市町村長にも呼びかけて働き方改革を進めたい。また、事務作業や教材づくりなどを効率化する校務支援システムの導入を図ろうとしており、これを契機に小・中学校の勤務環境の改善をサポートしていきたい
<教育長答弁> 
 80時間を超える教職員は、知事部局と比べるとはるかに多く、改善すべき喫緊の課題だ。まずは月80時間を超える長時間勤務の速やかな解消を目指して、市町村と課題を共有し一体となり取り組んでいきたい。
 労働安全衛生法上必要な面接指導を受けた人数や改善措置、勤務時間管理の実態については、市町村教委が対応することであり、県教委では把握していない
困難を乗り越えて、前に進もう。
            
 師走を迎え、あわただしい日々をお過ごしのことと存じます。
 本年も皆様にはご指導、ご支援賜りありがとうございます。昨年の中部地震から1年が過ぎ、住宅や事業所、公共施設の復旧が進みました。復興のシンボルとなる県立美術館の誘致も決めることができました。一人も取り残されることなく元の生活に戻れるよう、皆様のご意見を伺い生活と現場にある課題解決に、今後も全力で取り組んでまいります。    
 前号では紙面の都合により、6月定例会の報告ができませんでしたので、今回は6月、9月両定例会の報告をいたします。
                                        
                                         2017年12月 興治 英夫



【お き は る 英 夫 県 政 報 告 会】
~お誘い合わせてご参加ください~

〇日 時 平成30年1月21日(日) 午前10時30分~
〇会 場 倉吉未来中心セミナールーム3